■フライス加工とは
丸ノコの様に多数の切れ刃を持つフライスで主に面加工を行う切削加工のこと。
工具を回転させ、固定した材料を連続的ではなく断続的に切削していきます。
そのため、旋盤による回転切削に比べて切削方法も多種多様、幅広い加工が可能です。
また、断続切削により精巧な加工作業に適しています。
少量の加工や多品種の試作品に用いるのがベストといえるでしょう。
■フライス加工による主な加工品
・導体
・三次接続銅板
・ガス絶縁変圧器 部品
・接続銅板
・防サビ用塗布 部品
・原子力発電所 部品
・電車の車両部品
・Rコイルリード
■フライス加工の種類
○平面切削
テーブルをX,Y方向に移動させながらテーブルと平行な面になるように加工する平面切削。
工具の回転中心軸に対して直角な面を削るのに用いられる正面フライスや、外周と端面に刃があるエンドミルなどの工具を使用して行います。
○側面切削
平面切削と同様、正面フライスやエンドミルなどの工具を使用して材料の側面を加工していく加工を側面切削と言います。
○溝加工
エンドミルを使用し、材料に対して両端に壁があるような溝を掘る加工を行います。
